美味しいお米を買っても保管の方法が悪いとたちどころに風味が損なわれてしまいます。
買ったお米は米びつに入れてそのままというケースがほどんどだと思いますが、これではカビや害虫の被害に遭いやすいのです。
お米を長持ちさせるには正しい扱い方を知る必要があります。
お米を家庭で長く保管するには冷蔵庫を使うのが効果的です。
冷蔵庫は温度が低いうえに乾燥しているので、高温多湿に弱いお米の保管場所には最適と言えます。
また、害虫の食害も受けないので安全です。
その一方で冷蔵庫内のスペースを多く取ってしまう欠点もあるので、お米は少量ずつ買うのが場所を取らないための工夫にもなります。
お米は湿気以外に臭気も吸収する性質があるので、冷蔵庫内を予め清潔にしておくのも風味を保つ条件です。
お米の品質を保つための工夫として、決して素手で触らないことが挙げられます。
人の手は無数の雑菌が付着しているので、お米に触れるとその雑菌が移ってしまうのです。
お米の栄養をエサにして雑菌が急激に繁殖し、遂にはカビが発生。
いくら乾燥した場所に置いても手のわずかな水分が付着することで、そこからお米が傷んでしまうこともあるのです。
そのため、お米を容器に移し替える際は使い捨てのゴム手袋などを使い、一粒でも素手で触らないように注意しなければなりません。
お米を入れる容器も清潔であり、尚且つわずかでも水気が残っていないことを確認したうえで使うことが重要です。
お米の品質の良し悪しは扱い方で決まると言っても過言ではありません。